2007-01-01から1年間の記事一覧

G. Ertlのノーベル化学賞受賞

遅ればせながら、inoueも化学に携わる身なので駄文をものす。"for his studies of chemical processes on solid surfaces" A Nobel Birthday Surprise Ertlの受賞、今年はずいぶん地味な分野に当たったものよと思いつつ、inoueにとってかなり感慨深い。inoue…

創業者と経営者と

最新号のフォーサイトで、梅田の”GoogleがPostiniを$625milで買収”エントリーの詳細記事を読んだ。ブログだけなら、”あ、すごいねえ”で済む話になってしまうところであったが、この記事を読んでどう感慨深かったのかがはじめてわかった気がした。思わせぶり…

Test-4

Test-3

劣化対策事例 ID 0 対策 1. 触媒 ○2. 担体 3. 前処理 4. 運転方法 5. 再生 6. 他 反応物 NO, CO, C3H6 生成物 NOx除去 触媒 Pt/MFI 反応 NOx除去 目的 反応式 反応方式 懸濁床 ○固定床 流動床 反応条件 Temp. 150-450 ℃ Press. 溶媒 なし 劣化原因 Pt微粒子…

Test-2

劣化対策事例 ID 0 対策 ○1. 触媒 2. 担体 3. 前処理 4. 運転方法 5. 再生 6. 他 反応物 NO, 炭化水素 生成物 N2, CO2 触媒 In - Ce - 添加ゼオライト(MFI、MOR) 反応 lean条件下でのNO還元 目的 NOx除去 反応式 NO + HC → N2 反応方式 懸濁床 ○固定床 …

中田英寿の生きかた

あれから1年以上が過ぎた。そして“新生”日本代表がアジアカップ連覇を逃してしまった。まさにこのタイミングで出会った一冊。inoueにとっていわば背筋を正す本。中田英寿 誇り作者: 小松成美出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/06メディア: 単行本購入: 1…

Biofuels, biorefinaries

R&D on biofuels are really booming recently. There are a few C&EN articles dealing with this topics, such as - Boon for Biofuels (July 9, 2007)Sweet Routes To Sustainability (June 25, 2007) The first article introduces recent moves of chem…

Robert N. Noyceの伝記

2年前、こんな本が出版されていた。2005年の秋、海外出張したときについでに購入した。この連休中にようやく読了した。The Man Behind The Microchip: Robert Noyce And The Invention Of Silicon Valley作者: Leslie Berlin出版社/メーカー: Oxford Univ Pr…

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?

dankogaiの”リミッターが一番外れた”対談、という文句に引かれて購入した。2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)作者: 西村博之出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2007/06/29メディア: 新書購入: 18人 クリック: 338回この商品を含むブログ (335件) を…

 いきざま、あるいは解題=好きをつらぬくということ(続)

ずいぶんと更新を怠っていたが、先週の続きのような内容ではある。 竹中平蔵の近著構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌とともに、inoueの最近読んだ“元気の出る本”。いきざま 日能研と歩んだ企業家人生40年作者: 小嶋勇,高嶋健夫出版社/メーカー: 日経BP企画発…

解題=好きをつらぬくということ

inoueが勝手に師匠と呼んでいる梅田師匠やkogai師匠のエントリーで何かと物議をかもす(とくに梅田師匠のブログで)トピック、inoueのわが身のためにちょっと整理しておく。もちろん、本エントリーが参考になるかならないかは、読み手次第。 inoueの職業は、…

複合化の世界

畏友(と言っても大先輩といっていいくらいの方だが)が、こんな本を書いていた。うかつながら先日本屋でばったり見つけて、そのまま購入して読了した。(こういう”気まぐれ”や”犬も歩けば”がweb2.0で変貌するのか、それともリアルの世界に普遍的な現象にと…

Test

(以下、ちょっと内輪向け) 劣化対策事例 ID -1 対策 ○1. 触媒 2. 担体 3. 前処理 4. 運転方法 5. 再生 6. 他 触媒 In - Ce - 添加ゼオライト(MFI、MOR) 目的 NOx除去 反応式 NO + HC → N2 反応方式 懸濁床 ○固定床 流動床 反応条件 Temp.300-600 ℃ Press.…

若冲展に・・・

inoueがブックマークしているサイトのひとつが「若冲と江戸絵画」展コレクションブログ である。急用で名古屋に行かざるを得ない用事ができたため、実は入り口まで行ってきた。中に入り損ねたのは返す返すも残念であった。若冲の絵もさることながら、一番見…

Miller教授の訃報の追記

先日、Miller教授の訃報の記事を載せたが、先週のThe Economistをみたら、なんとObituaryの欄にMiller教授が取り上げられていてちょっと驚いた。この欄はいわば、一週間のあいだに亡くなった著名人を1人取り上げてエッセイを書くものだが、化学者でこの欄に…

Somorjai教授、ACS Priestley Medal授与が決定

やはりC&ENから。ちなみにこの人は、固体触媒反応を表面化学的に理解しようして、研究手法を確立した人の1人。inoueは学生時代、この人の論文を目にする機会が多かった。というか、そんな研究スタイルのところにいたので、ちょっとしたノスタルジーとともに…

C-N結合の形成反応

今週のC&ENのcover story(かな?)はC-H→C-N変換についての記事であった。Phil Baranがこの仕事を、全合成へも波及効果のあるブレークスルーだと評したらしい。(Phil Baranってだれ?→有機化学美術館・分館を参照のこと) Amination Advance そういえば、…

Zeolite membranes

One of my research interest is to apply zeolite membranes to organic chemical processes. We just published its application for dehydration reactions;Ind. Eng. Chem. Res. 2007, 46, 3743. I suppose that one of the characteristics of zeolite …

早慶戦に行ってきた

佑ちゃん人気に便乗して、土曜日に早慶戦に行ってきた。ちなみにinoueは学生野球の観戦も、やるほうも大学時代は無縁だった。 チケットの入手経路の都合上、3塁側(慶応の学生スタンド。ちなみに応援団の真後ろ)に陣取って観戦した。妻から(こちらは学生時…

Stanley L. Miller氏逝去

生命の起源を化学的に解明する実験として,有名な実験にMillerの実験がある。 有機化学美術館・分館 *重曹からフェノールへ 実験に名前が冠されているUC San Diego名誉教授Stanley L. Miller氏が亡くなった。享年77歳。 Origin of Life Researcher Dies (C&E…

キャノン SEDテレビ発売再延期

昨日に引き続き、“化学業界の話題”からキャノン SEDテレビ発売再延期 http://knak.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/sed_a03f.html knak師匠の情報が網羅的であり、分析も行き届いているので、inoueが何を補足するわけではない。ただ、2つの点で興味深いと思…

Glycerol Chemistry

There are several attempts to use glycerol as a raw material, which are reviewed recently in Angewante Chemie. The article reminds me of previous entry in "化学業界の話題 (Topics in Chemical Industries)".The article is in the early view no…

有機化学美術館へようこそ

有機化学美術館へようこそ ?分子の世界の造形とドラマ (知りたい!サイエンス)作者: 佐藤健太郎出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2007/05/19メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 19回この商品を含むブログ (15件) を見るさとう氏の表題のホームペ…